ふぐ料理 玄海
ふぐのQ&A
もくじ
ふぐの毒って・・・?  
ふぐの毒はどうやってできるの?  
ふぐの毒ってどれぐらいの強さなの?  
ふぐの特性は?  
ふぐはどんなところにいるの?  

  ふぐの毒って・・・?
明治42年、田原良純という名の博士によってふぐの粗毒が抽出され、テトロドトキシン(4枚の歯を持った魚のグループ(ふぐ)の毒)と命名されました。昭和39年には、分子式が明らかにされ(C11H17N308)、今日では純粋結晶が取り出されるまでに研究が進みました。他にもカリフォルニアイモリなど10種類以上のイモリ、アテロプスという名のカエルにも同じ「ふぐの毒」があります。魚類でも沖縄の河口にいるツムギハゼ、珊瑚礁に住むヒョウモンダコにも同じ「ふぐの毒」があります。

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  ふぐの毒はどうやってできるの?
ふぐの毒の生産については、まだはっきりと解明されていません。
なぜかというと、トラフグの仔魚を水槽で飼い、世代交代の度に毒が薄れ、やがて無毒になります。
しかし、この無毒の仔魚を海で飼育すると、本来の毒性をもつようになります。
このことは、他の毒を持ったふぐと同居しているから毒を持つようになるのか、摂取するエサの中に毒を作り出す素が入っていて、それが体内に溜まっていくのか・・・。
最近の有力な説として、「ふぐの毒」はテトロドトキシン生産細菌と呼ばれるバクテリアだという説があります。
最近生産した「ふぐの毒」が、食物連鎖によって濃縮されて体内に取り込まれます。
一方、ふぐの皮膚や腸内で増殖した細菌が、すぐに「ふぐの毒」を作り出すと言われています。

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  ふぐの毒ってどれぐらいの強さなの?
「ふぐの毒」を測る基準として「マウス・ユニット」という単位を使います。
1マウス・ユニットとは、20グラムのねずみを30分で死亡させる毒の量を言います。
成人した大人1人が中毒死する毒の量は10,000マウス・ユニットと言われています。
例えば、その毒が1グラムあたり5,000マウス・ユニットだとすると、2グラムで死に至ることになります。
■10マウス・ユニット以上、100マウス・ユニット未満では弱毒
■100マウス・ユニット以上、1,000マウス・ユニット未満では強毒
それ以上になると猛毒になります。

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  ふぐの特性は?
ふぐは形態が特異であるだけでなく、腹を膨らます、砂にもぐる、目を閉じる、噛み合いをする、発声をするなど、他の魚には見られない習性を持っています。
他に、
■胃は通常魚の胃袋のように「胃」としてあるのではなく、胃と皮膚の内側の組織が密着しています。
■ウロコは変形して棘(トゲ)になります。棘鱗と言います。
■腹鰭(ハラビレ)がない。
■内臓を護る肋骨がない。

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  ふぐはどんなところにいるの?
トラフグの産卵場は、水深20〜30m、平均潮流0.5ノット、砂塵低質、水温15〜18℃という厳しい条件の他、海底地形、潮流および稚仔魚の成育場とセットで形成されます。魚群は各産卵場周辺海域ごとに形成され、成長に伴って回遊が始まり、未成魚・成魚期には東シナ海、日本海西部海域、遠州灘、北部日本海沿岸の3海域で複数魚群が混合しますが、成熟すると各産卵場へ回帰します。

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《資料提供》
農林水産省論文 西南海区水産研究所 資源管理部内海底魚資源・資源増殖部魚類増殖研究室より


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